セッケイさんについて

はじめまして、セッケイと申します!
少しだけ匿名で(笑)、自己紹介をさせていただきます。
<セッケイ>
- 本業:会社員 機械系エンジニア
- 生年:1990年生まれ
- ブログ「セッケイさんの転職プラン」運営
- 転職回数:2回(3社目に在籍中)
- 現職では設計部門に所属し、機械・電気・システム設計まで広く携わっています。
2025年にこのブログを立ち上げ、エンジニアとしての転職経験やキャリア形成の考え方について発信しています。
【職務経歴】
・A社 部品製造メーカー(単体:100人、連結:200人)
技術開発部/機械設計
・B社 電機メーカー(単体:36,520人、連結:149,000人)
製造部技術課/機械設計
【現職】
・C社 完成機メーカー(単体:2,000人、連結:6,000人)
設計部/機械設計、電気回路設計、システム設計
これまでのキャリアと転職体験
新卒で入社した部品メーカー
就活時代は、「とにかく設計に関わる仕事がしたい」という思いだけで、明確な業界志望はありませんでした。
「大企業で希望外の部署に配属されるよりも、中小企業で開発部門に配属された方が経験を積める」と考え、部品メーカーを選びました。
入社後は、設計業務に加えて生産技術にも携わり、図面を描くだけでなく、生産工程まで自分で設計するという貴重な経験を積むことができました。
この時の経験が、現在の自分の仕事の基礎になっています。
ただ、大企業に就職した大学同期たちと比べると、給与面ではどうしても見劣りしてしまい、劣等感を感じていたのも事実です。
「数年後には転職してキャリアアップする」と心に決めて、4年間必死に働きました。
絶望的なブラック企業時代
そして転職活動を開始し、練習のつもりで受けた某大手企業から内定をもらいました。誰もが知る超有名企業で、大喜びして即決。…しかし、それが地獄の始まりでした。
配属されたのは、いわゆる“名ばかり設計”の部署。実際は雑務ばかりで、6時出社・深夜帰宅が当たり前。毎日のように罵声が飛び交い、精神的にかなり厳しい環境でした。
さらに、70人規模の部署で1年間に10人以上が退職。その後、悲しいことに自ら命を絶ってしまった社員が現れ、翌朝の会議で部長が放った言葉が忘れられません。
「そんな事実は一切ありません。」
——あ、これはもうダメだ。
この一言で、再び転職を決意しました。
現在の職場について
次の転職では絶対に失敗しないと心に決め、企業のブランド名だけではなく、仕事内容・労働環境・社風など、あらゆる面を調査。学生時代の縁なども活用して情報収集を行いました。
その結果、幸運にも現在の職場であるホワイト企業に内定をいただきました。
(幸運と言いつつも、かなり努力しました!)
現在は、月の残業時間が平均10時間前後。パワハラもなく、体力的にも精神的にも余裕をもって働けています。納期に追われることもありますが、それでも前向きに「良いモノを作ろう」と思える環境に感謝しています。
私の専門分野とこれから
機械設計エンジニアとしての専門性
これまで一貫して、機械設計(構造力学、機械力学、破壊力学)を専門としてキャリアを積んできました。
自分が設計した製品が形になる達成感は、何にも代えがたいものがあります。
「自分は機械設計のスペシャリストになるんだ!」と、ずっと信じて働いてきました。
ゼネラリストへの転向
しかし、ある時から違和感を感じるようになりました。
- 最近は、電気や制御のエンジニアの方が重宝されていないか?
- 自分はスペシャリスト志向なのか?ゼネラリスト志向なのか?
- キャリアばかり考えて、お客様のことをちゃんと見ているか?
こういったモヤモヤを、素直に上司に相談したところ——
「プロジェクトリーダー補佐として、電気やシステム設計にも関わってみろ」
と新しい挑戦の機会をいただきました。
最初は本当に大変でした。
専門外の質問を後輩から受けても、答えられないことばかり。でも、逃げずに取り組む中で、電気やシステムの知識を少しずつ吸収できるようになりました。
気がつけば、それが「楽しい」と思えるようになり、今では本気でこの道を進んでみたいと思っています。
今年は、ありがたいことに管理職試験にも挑戦する予定です(競争率は高いですが…やるだけやってみます!)。
ゼネラリストの道へ
モヤモヤを素直に上司に相談してみました。すると、プロジェクトリーダーの補佐として機械だけでなく、電気やシステムの業務も見てみろと。
正直、かなり大変です(笑)。全然知らない分野のことを後輩たちから相談を受けます。答えられる知識ないけど、立場的には仕方ない。正直少しだけ後悔したときもありますが、やるしかねぇ!と今も必死に頑張っています。
今までは機械設計のスペシャリストになると思ってきましたが、電気やシステムの知識を少しずつ学んでくるととても楽しい!チャンスを与えてくれた上司にも頼ってくれる後輩たちにも感謝。
上司や後輩たちの協力もあってありがたいことに今年は管理職テストを受けることになりました。競争率高いのでダメでもともとの精神で頑張ろうと思います。
転職経験と年収推移のリアル
転職で失敗も成功も経験しましたが、今思うのは「キャリア形成の上では必要な経験だった」ということです。
参考までに、これまでの年収推移をまとめてみます。
年収推移のリアル
年度・年齢 | 勤務先 | 基本給 | 年収 | 残業時間 |
2012年(22歳) | A社(中小企業) | 22万円 | 350万円 | 月15時間 |
2016年(26歳) | B社(大手ブラック) | 27万円 | 580万円 | 月100時間以上 |
2017年(27歳) | C社(現職) | 27万円 | 500万円 | 月10時間 |
2024年(34歳) | C社(現職) | 41万円 | 750万円 | 月10時間 |
給料の「額」そのものよりも、「安定して上げられる環境か」「適正な評価がされるか」が重要です。転職で年収が下がる場合は慎重になりましょう。
ただし、精神的・身体的に限界の場合や、残業代でかさ増しされている場合は、躊躇なく転職を考えるべきだと思います。
転職活動はノーリスクです
私は皆さんにこう伝えたいです。
転職活動は、やって損はありません。
私はみなさんにどんどん「転職活動をしよう!」と言いたいです。とりあえず「転職活動」です。実際に転職するわけではなく、転職活動をして自分の立ち位置を知っておいてほしいんです。
実際に私も、今の職場に不満がない状態でも、定期的に転職活動をしています。具体的には、
- 転職サイト、転職エージェントに登録
- 市場にどんな求人が出ているかを定期チェック
- 年に1度はエージェントと面談
を続けています。
過小評価されて安い給料で働かされていたらもったいないですからね。
ちなみに、今の私のスキルで年収アップを狙うなら、「ベンチャーで成功する」か「超大手に入る」しかないとのこと(笑)。
今の働き方・収入に納得しているので、現職で引き続き頑張ります。
お問い合わせ・連絡先
各種お問い合わせについては当サイトの「コンタクトフォーム」からお願いいたします。
最後に
のブログでは、転職に関する実体験や、キャリア形成に役立つ情報を発信しています。
同じように悩んでいるエンジニアや会社員の方の参考になれば嬉しいです!
これからもよろしくお願いいたします!
— セッケイ